일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なつむしあんどん

夏虫行燈

吉川 英治

吉川 英治의 夏虫行燈(なつむしあんどん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,200자 · 37화면

아오조라 문고

二

――これは偽りであろう筈はない』

二

他に、下手人が出た以上、海野甚三郎にはもう、下手人の嫌疑はない。

然し、責任はまだ、充分にある。

それは、真実の下手人を、捕えることだ。人々の意見は、そこで即決を見て、すぐ甚三郎を、切腹部屋から出した。

そして、立会人と共に、すぐお小夜に会わせ、猶つぶさに、彼女の口から、真相を聞き取らせた。

『――では平四郎は、尋常に勝負するなら、青沼の光沢寺で待つといったか。確かに、そう云ったか』

甚三郎は、何度も、お小夜に確めた。

人々も、そこを大事と、耳を欹てた。

お小夜は、有の儘に、

『はい、まだ貴方の死を見ないで去るのが、心遺りのように、確かに、そう云って、逃げ退きました』

と、答えた。

『それっ、すぐ手配をすれば――』

と、役人たちは、先を急いて、すぐそれぞれの支度に急いだ。

討手の人数は、忽ち揃った。

日頃、平四郎と余り誼みのない若侍のうちから、約二十名ほど選抜って、それに、練達な役人が三、四名付き添い――宮崎市之丞を、先に立てて甲府城から馳け出した。

それより一足先に、海野甚三郎と、お小夜の二人が、青沼村をさして、急いでいた。