후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 105,172자 · 206화면
恭順はその話を聞くと腹をかかえて笑い出した。江戸の人、斎藤彦麿は本居大平翁の教え子である、藤垣内社中の一人である、宣長翁とは時代が違うというのである。
「して見ると、人違いですかい。」
「まずそんなところだろうね。」
「これは、どうも。」
「そりゃ君、本居と言ったって、宣長翁ばかりじゃない、大平翁も本居だし、春庭先生だっても本居だ。」
二人はこんな言葉をかわしながら、互いに顔を見合わせた。
恭順に言わせると、宣長の高弟で後に本居姓を継いだ大平翁は早く細君を失われた人であったと聞く。そこからあの篤学な大平翁も他の知らないさびしい思いを経験されたかもしれない。それにしても、内弟子として朝夕その人に親しんで見た彦麿がそんな調子で日記をつけるかどうかも疑わしい上に、もしあの弟子の驚きが今さらのように好色の心を自分の師翁に見つけたということであったら、それこそ彦麿もにぶい人のそしりをまぬかれまい。まこと国学に心を寄せるほどのものは恋をとがめないはずである。よい人は恋を許すが、そうでない人は恋をとがめるとは、あの宣長翁の書きのこしたものにも見える。
こんな話をしたあとで、