후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆめはよびかわす
夢は呼び交す
蒲原 有明
蒲原 有明의 夢は呼び交す(ゆめはよびかわす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,126자 · 210화면
活東は俳人であるが、藤村張りの詩を鶴見よりは器用に書いて、『新小説』などによく投じていた。藤村は活東がかれを敬慕していたことを知っていたにちがいない。そうしてみれば活東を伴って訪ねたのは鶴見のふとした思いつきからではなかったようである。それほどまでには親密になっていなかった。人をつれて行くということなぞは遠慮しなくてはならぬはずである。
それはとにかく、活東は飄々乎とした人物であった。母親とつつましい暮しをしていて、自分は雇員か何ぞになって区役所に勤めていた。かれはおりおり役所を勝手に休んで鶴見の家にやってきて、長話をして行く。拘束されることが何よりも嫌いらしい。勤務などに殆ど頓著していない。なるがままになれというような風情が見える。そしてかれはいつも快活であった。
藤村は訪ねて行った二人を、追々に閲歴のさびがついて島崎家の名物とまでなった、あの素朴な白木の机のそばに引きつけておいて真面目な顔でいった。「どうだね。これからみんなで浅草にくり出して行こうじゃないか。」そういって、煙草の脂で染まった前歯をちらと見せて微笑する。
藤村がこんなときに言い出したことは、相談であるよりはむしろ命令にひとしい。