후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆめはよびかわす
夢は呼び交す
蒲原 有明
蒲原 有明의 夢は呼び交す(ゆめはよびかわす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,126자 · 210화면
それぞれのちがいはある。
藤村が啓蒙に心を傾けたところは、ちょっとルソオを思わせる。かれがルソオを読んでいたのはたしかである。『告白篇』のごとき、一時は座右から離されぬ宝典でもあったらしい。かれは家長風の権威をもっていた。それを謙虚な言葉に包んで、開発の精神を社会に及ぼそうとした。自然を生活するというのである。
かれには別様な一面があった。そこでは情意の発作的動揺が見られる。唐突な言動があの不断の平静な態度をかき乱すようなことがある。圧縮したものが急に反撥する。まずそんなものである。もちろんそれは些細な事がらの上に起る。気がつかねばそれなりにすんでゆく。それというのもかれには執拗な観念が一つあった。それが狂念となって潜んでいるが、時としては表面にあらわれてかれを脅した。遺伝というものが心頭に絡みついていて離れない。かれはそれを払いのけようとして一生を通じて苦しんでいたものと思われる。狂念をいだいていたところもルソオと相通ずる。そういう狂念の発作があのような間違いを起したといって好い。かれは『新生』においてその事を告白するとともに、極度の節制を護りつづけた。