일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면

아오조라 문고

米友も、信玄と謙信とには、相当の予備知識を持っている。ことに道庵が甲陽軍鑑を楯にとって、滔々とやり出す川中島の合戦記には、米友も知らず識らず釣込まれ、感心して聞いているものだから、道庵も、いよいよいい気になって、喋るだけ喋ると、喋り疲れて、瓢箪を枕にゴロリと横になって、早くも鼾の声です。

夜もすがら川中島の月を見て、明日は善光寺という約束だから、米友もぜひなく、旅の合羽を開いて道庵の上に打着せ、自分は所在なさに槍を抱えて河原の中へ、そぞろ歩きを始めたものです。

犀川の岸を、そぞろ心に米友が歩むと、行手に朦朧として黒い物影。吾行けば彼も行き、吾止まれば彼も止まる。米友は夢心地でその影を追いました。

四郡を包む川中島。百里を流るる信濃川の上。歩み歩むといえども、歩み尽すということはありません。いわんや、立ち止まって月を見ると、四周の山が月光に晴れて、墨の如く眼界に落ち来る。

月を砕いて流るる川の面を見ると、枚を含んで渡る人馬の響きがする。その響きに耳を傾けると白巾に面を包み、萌黄の胴肩衣、月毛の馬に乗って三尺余りの長光を抜き翳した英雄が、サッと波打際に現われる。