후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
「まあ、お家を立退いておいでになりましたとは、それはどういうわけでございますか」
「その仔細はお話し申し上げると長うございますが、一口に申さば、人を討ち果したためでございまする」
「まあ、あなたは伊津丸の口からもききましたが、お家が剣術のお家である上に、柳生殿の道場でも指折りの望みをかけられていたそうでございますが、その技のために、間違いをお起しになりましたか」
「はい、好んで術を弄ぶつもりはございませぬが、いつものっぴきならぬ義理にせめられて、ついつい鞘を割らねばならぬようになって行きます」
「なんにしても、よくよくの御事情とお察し申します、そういうわけでしたならば、こちらは閑静でよろしうございますから、ゆっくり御逗留なさいませ」
「はい、お言葉に甘えましてしばらくかくまっていただきたいと、それ故こうして不意に参上いたしました」
「よくおいでになりました、いずれくわしいことはのちほどお伺いいたしましょう。では伊津丸の病床へ御案内をいたしましょう」
と言って銀杏加藤の奥方は、立ってこの美少年を案内して、病床に親しむ自分の弟の座敷まで連れて行きました。
八畳の一間、そこに静かな敷物がある、部屋の飾りも落着いて、卑しげがない。