일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면

아오조라 문고

進み行くところは、宮川の川原を縦に上るのですから、尽くるところはないはずだが、行きとまるところはある。例の蘆葦茅草の合間合間に、水たまりがあり、蛇籠があり、石ころがあって、どうしても進み難いところがある。そこは強いては突破しないで廻り道をする、飛び越し得ると推想されるところは飛び越して行く、相当に進んで行ったが、更に別条はありません。

川原の中だから人通りはなく、さいぜんのような人間の死肉が放り出されているというようなことは、極めて稀有のことで、この宮川が、神通川となって海に注ぐまでの間にも、二度と出くわすべき性質のものではありません。

しかし、小さいながら川流れが二筋に分れて、どうしてもそれよりは進めないところに来ました。

進めないわけではないが、進むには川越しをしなければならぬ。ただ、この場合、衣裳をからげて、川越しをしてまで前進すべきや否やが疑問なのです。果して、その必要がないから後戻りをはじめました。

蘆葦茅草が離々とした石野原――行手でバサバサと音がする。

無事単調を破るものとしての唯一の物音、それを聞かんがために立ちどまりました。

ここに、ちょっと注意しなければならぬことは、今まで気がつかなかったが、竜之助はその左の小腋に、物を抱え込んでいることです。