후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
が、只今、この場のことはありそうなことで、芸妓風情に口説いてハネられて、逃げられて、その上に、助平の、あんぽんたんのとコキ下ろされれば世話はないと思いました。これでは、たとえ人物に、面白いところが有ろうとも無かろうとも、仮にも、飛騨一国の代官としては権威が立つまい、と心配させられるばかりです。
だが、この芸妓という奴も生意気だ、代官の権威にも屈しないなら屈しないでいいが、仮りにも土地の権威の役人を、こんなふうに悪口雑言するのは怪しからぬ。しかしこれも酒がさせる業、なだめて、酔いをさましてやるほかには仕方はなかろうと思い、
「代官も悪かろうが、お前も品行がよくない」
「まあ、御親切さま、芸妓の品行を心配して下さるあなたという人は、日本一の親切者、わたし、あなたのような人が大好き、あなたとならば、一苦労も、二苦労もしてみたいわ」
といって芸妓が、いきなり兵馬の首にかじりつきました。
その道の達者な抑え込みならば、外して外せないことはないが、このかじりつきには、むざむざと兵馬がひっかかってしまいました。
「何をするのだ」
それでも、火の子がついたように、やっとその細い腕を振払っている。