후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
九十九
弁信法師が浴槽から上って、例の炉辺閑話の席を訪れた時に、炉辺には、また例によっての御定連が詰めかけておりました。
御定連といううちにも、お雪ちゃんもいないし、久助さんもいないことは勿論だが、池田良斎を中心にして、北原賢次もいれば、いつもの甲乙丙丁おおよそ面を揃えている。ただ見慣れない猟師体の人が一人、推察すれば多分、いま、浴槽の中で、しばしば弁信法師の口に上った黒部平の品右衛門爺さんであろうと思われる顔が、新しい。
炉の中心には、例の大鍋がぶらさがっていて、それには大粒の栗がゆだりつつある。炉中の火は、木の根が赤々と燃えて、煙は極めて少なく、火力が強いから、煙の立たない石炭を焚いているようで、一方には大鉄瓶がチンチンと湯気を吐いている。なおまた炉中には、蕎麦餅らしいのが幾つも、地焼きにころがしてある。外気が寒くなるにつれて、炉辺の人間味が、いよいよ増して来るのを常とする。
「皆様、おかげさまで、ゆっくりとお湯につからせていただきまして、ほんとうに骨までがあたたまってまいりました。火で焚きましたお湯と違いまして、天然に涌き出でまするお湯は、肌ざわりがまた天然に軟らかでございますものですから、ほんとうに久しぶりでわたくしは、我を忘れてお湯の中へ魂までつけこんでしまいました。