후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
この点に於て、駒井の近況は、必ずしも冷静な科学者でも、緻密な建造家でもなく、一種のロビンソン的空想家となっていないではない。そこでかなり正確な数理と、着実とを以て、諄々と話しつつあるにかかわらず、七兵衛の頭におのずから熱を伝え、実際的に信頼のできる根拠があるだけに、七兵衛のロマン味をも刺戟すること一方ではないと見え、老巧な七兵衛が、海を説かれて、少年のような興味を植えつけられて、勇みをなした有様が、瞭々としてわかります。
この話がきまると七兵衛は、早速旅装をととのえて洲崎を出発しましたが、その馬力のかかった足許の躍り方までが、いつもより違った若やかさを感ずるのは、不思議と思われるばかりです。
今までの七兵衛は、千里を突破する早い足を持っていたのには相違ないが、そのゆくては、いつでも真暗でした。こうして乗りかけるところは結局、三尺高い木の上に過ぎない。いかに早く走ったからとて、いつかは、自分はそこまで追いつめられて、いやおうなしに、その台の上へ、この首をのっけてしまわねばならぬ。
いつ出でても、ゆくては夕暮である。
どんなキラキラした天日も、七兵衛が走りながら仰ぐと暗くなって見え、自分はそれを観念しつつ、幼少より今日に至るまで、明るい世界を全く暗く歩み、生涯、この暗黒から救われる由なき運命のほどを、自ら