일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠16

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,946자 · 520화면

아오조라 문고

「姉川古戦場」

ははあ、なるほど、この川が昔の合戦で有名な姉川か。

更にその立札に曰く、

「元亀元年織田右府公浅井朝倉退治の時神祖御着陣の処」

ははあ、そうか、太閤記の講釈で聞いているところだ。さすがの織田信長も、この時の戦は難儀だったのだ、徳川家康の加勢で敗勢を転じて大勝利を得たということは知っている。朝倉の家来真柄十郎左衛門が、途方もない大太刀を振り廻したなんどという戦場がここだ。

米友がこの立札によって、自分の歴史的知識を呼び起し、その心持でまた川原を見直すと、どうもなんだか、今まで両岸に騒いでいた甲の村が織田徳川で、乙の村が浅井朝倉ででもあったような感じがする。ただ山川として見るのと、歴史的知識を加えて見るのとでは、米友としても何かしら観念が一変するらしい。

だが、自分としてはわざわざ古戦場見物に来たのではない、胆吹山の京極御殿へ帰らなければならないのだ。これから胆吹へ行くには、なにも必ずしもさいぜんのところまで引返すがものはあるまい、引返してみたところで、また悪気流の中へ飛び戻るようなものだから、この橋でこの川を渡ってつっきって行きさえすれば、胆吹へ出られるだろう。