후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠2(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,601자 · 387화면
宮川と汐合川の流れ出したところが長く洲になっていました。大湊の町の町並は点しつらねた人家の灯で丁字形になっていました。それをとびとびに一里半ゆくと、宇治山田の町が灯に明るいのであります。
小林の船倉から東の方へ突き出した洲崎には材木場の大きな建物が見えています。町は明るいのに船倉と材木場の方は真暗です。
大湊は船を造えるところであり、またそれを修理するところであるから、ここに泊っている船は、この船とばかりは限らない。
入江の方から帆柱が林のように立っている間をおりおり小舟が往来するのを、お松はそれにいちいち眼をつけていました。
お松はこうして兵馬の帰りを待っているのでした。兵馬は大神宮へ参拝するといって船を下りたまま、まだ帰らないのです。
「おやおや、宇治山田の方から、提灯のようなものがたくさん飛んで来る」
陸を見ていたお松は眼をって、
「お祭礼でもないようだし、ああ、だんだん大湊の町へ近くなる」
と見ると小林の船倉あたりから、高張提灯のようなものが二つ三つ見え出してきたから、
「おや、あそこは船倉じゃないか、お奉行様のお邸のあるところだと船頭衆が言っていた、あそこから高張が出たのは、いよいよ只事でないにきまってる」