후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
「なにしろ、わたくしどもでは、道庵先生から小猫一匹でもお預かり申した覚えはございませんから」
「それは困ったことになりました、あの先生に限って、酔っぱらっておいでになっても、信用の置けることには置ける先生だとばかり思って安心して上りましたのに」
「どうもお気の毒に存じます、もう一度先生の方を確めてごらんなさいませ」
「そういうことに致しましょう。これはどうも飛んだ失礼を致しました、そそっかしいことでお恥かしうございます、幾重にもお許し下さいまし」
お角は当惑してしまったから、お絹に向って自分のそそうを詫びました。
「まあよろしうございます、お茶を一つ召上れ」
お絹がお茶を一つと言った時に、何も知らないお松はお茶を立ててこの場へ持って出ました。お角は今お詫びをして帰ろうとするところへお松が入って来たものだから、思わずその面をじっと見て、
「おや、このお娘さんは……」
お角が驚いて膝を立て直すのを見て、お絹は莞爾と笑いました。
お松は何のことだかわかりませんで、ただこの女のお客が自分を見て仰々しい表情をしたことを、少しくおかしく思いながら、
「おいであそばせ」
一礼をして出て行こうとする時、お角の言葉つきがガラリと変って、