일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠3

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면

아오조라 문고

幸いにして米友は託された人の乗物に追いつくことができたらしい。

五

二つの駕籠の宿の休所へ駕籠を下ろして本陣へ掛合いにやると、

「今晩は御支配様のお泊りでございますから」

と言って、余儀なく謝絶られてしまいました。林屋というのと殿村というのと、そのいずれも満員です。満員でないまでもその空間というのは到底、この乗物の客を満足させることができないものばかりでしたから、さてここへ来て途方に暮れ、

「弱ったな」

米友が弱音を吹きました。

「兄さん」

駕籠の中から垂を上げて、米友を呼びかけたのはお絹でありました。

「何だ」

「この本陣に泊っている御支配様というのは、何というお方だか聞いてみて下さい」

「おい、茶店のおじさん、本陣に泊っている御支配というのは何というお方だか知っているかい」

「へえ、それはこのたび、甲府の勤番御支配で御入国になりまする駒井能登守様と申しまするお方でございます」

「御新造さん、お聞きなさる通り駒井能登守というお方だそうでございますよ」

「駒井能登守……その方ならば、わたしが少し知っている」

とお絹が言いました。

「兄さん、おまえ御苦労だが、その駒井の殿様へ掛合いに行ってくれないか」