후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면
聞いてみるとなるほどと頷かれる。してみればこの武士たるものは、極々上の達人でなければならない。こういう芸当は、覚え以上の腕がなければできない芸当である。さればこそ米友に講和を申込んで、その手腕を閑却することができなかったのも道理がある。しかし米友は、前途の急を説いてせっかくの好意を辞退したが、件の武士たるものは、では近いうちぜひ遊びに来給え、住所姓名は、神田お玉ヶ池のなにがしとたずねてみろと教えてくれました。
二十四
浅草御門を両国広小路、両国橋を渡り終って、ほどなく相生町の老女の屋敷に着いた宇治山田の米友。ホッと息をついて裏門の潜り戸を押すと、迎えに出でた真黒な豪犬。
「おお、ムクか、久しぶりだ、久しぶりだ」
提灯を持ち換えて、ムク犬の首を撫でてやる宇治山田の米友。
「友さん、よく来てくれましたね」
そこへ走り出でたお松。米友を案内して一間へ通すお松の眼には涙がいっぱいです。この気丈な娘にしてこの悲しみ、米友もなんとなしに情けない心に打たれて悄れました。
「友さん、お君さんがもういけないのですよ」
「ど、どうして?」
米友は胸を圧迫されるような苦しさで、お松の面をじっと見つめる。