후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면
と、その一方に、ゆらりと姿を現わした一人の女、これこそ正銘偽りのない欧羅巴夫人で、これだけは姿を隠そうとも、ごまかそうともしない。十七世紀頃の派手な洋装で、丈の高い、愛嬌のある碧い眼と紅をぼかした頬。
片手にギターを持って、まず長次郎と見合い、にっこりと会釈をする。長次郎はその傍へ行って、これも早口で話をしていると、一方から日本娘の美しいのが一人、三味線を持って出て来る。以前、張幕の下でハーモニカを吹いていた少年連がゾロゾロとやって来ると、西洋婦人は手にしていたギターを取り上げて、調子を合せにかかろうとする。長次郎は、そこを去って、また裏口の方へ向い、
「太夫元は来ないかな」
二
この興行が、いよいよ初日の蓋をあけた日、人気は予想の如く、早朝から木戸口へ突っかける人は潮の如く、まもなく大入り満員となって、なお押寄せて来る客を謝絶るために、座方が総出で声を嗄らしてあやまっている光景は、物すごいばかりです。これは勧進元のお角として、当然すぎるほどの結果で、寧ろこうなければならないはずにはなっているが、やはりこの夥しい人気を見ると、商売気とは違った昂奮を感じながら、場の内外のすべてに気を配っている。