후리가나로 읽는 일본 고전
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てんのう
天皇
蜷川 新
蜷川 新의 天皇(てんのう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,036자 · 269화면
4 鳥羽伏見の乱と朝廷派
この種の社会から、人物が生まれ出るはずもなかつた。公卿社会の人間は、いっぱんに、女性的であつた。猜疑心がつよくて、責任心は、まるでなかつた。薩長人や、浪人や、政争者流は、ワイロをおくつて、この一団を勝手放題に利用していた。その野望をとげる道具につかつていたわけである。
公卿は、いつぱんに、弁舌が達者であり、応接はたくみであつた。明治時代にはいつても、多くの貴族院議員らは、「公卿出身者は、いずれも弁舌たくみである。」という批評をしていた。故近衛文麿の父篤麿のごときは、「一見すれば高貴、再見すれば平凡、三見すれば信頼不可能。」とさえ、当年の政治家は、公言していた。彼らの亡びゆくのは、必然である。
4 鳥羽伏見の乱と朝廷派
さて、公卿らは薩長派とむすんで、かずかずの策謀をはたらいたが、朝廷派が徳川から権力を奪う分けめの戦いとなつた鳥羽伏見の乱もまた、彼ら公卿と薩長派の策謀によつておこつたものである。
一八六七年(慶応三年)十月に、京都にいた徳川慶喜は、自分の重臣らと一言の相談もせずに、独断で幕府の権力を放棄した。それと前後して、さきにも述べたように、岩倉の手でつくられた、偽の、「討幕の密勅」