후리가나로 읽는 일본 고전
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,920자 · 421화면
とつぜん、洞くつの奥の暗やみから、なんともいえぬおそろしいうなり声が聞こえてきました。それは、大きなけものが、ゴロゴロとのどを鳴らしてでもいるような、形容もできないへんてこな声でした。ハッとして、会話をやめて、聞き耳をたてていますと、そのうなり声は、だんだんはげしくなって、どうやら、こちらへ近づいてくるようすではありませんか。
少年たちは、思わずポケットのナイフをにぎりしめて、墨を流したようなやみの中をにらみつけました。何かしら大きな動物がいるのです。動物でなくて、あんなうなり声をたてるはずがありません。ひょっとしたら、クマかなんかが、洞くつの中へまよいこんでいたのではないでしょうか。
「みんな、じっとしていたまえ。そして、もし危険のようだったら、ぼくがあいずをするから、順番にもと来た道へ逃げるんだよ。いいかい。」小林団長は、さすがに考えぶかく、一同に注意をあたえておいて、手にしていた懐中電灯の光を、うなり声のする方向へ、サッとさしつけました。
すると、そのまるい光の中へ、向こうのやみから、何かしらびっくりするほど大きなものが、ニューッと姿をあらわしたのです。