후리가나로 읽는 일본 고전
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,920자 · 421화면
なべの中には何がはいっているのか、下の炎にあぶられて、ゴトゴトとにえたち、白い湯気がたちのぼっています。
それからいろりのすぐそばに、一脚の大きな木のイスがおいてあります。これも西洋の童話にあるような奇妙な形の、古めかしいイスで、両ほうのひじ掛けがヘビの形に彫刻してあって、前から見ますと、二ひきのヘビが大きな口をあいて、今にもこちらへとびかかってきそうに思われるのです。それが、いろりのかすかな赤い炎にてらされて、生きているようにものおそろしく見えます。
泰二君は、そんな陰気な、ものすごい穴ぐらが、東京のまん中にあろうとは思いもよりませんでした。話に聞く、暗やみの地獄へでも落ちこんだような、なんともいえぬうすきみの悪さです。それがあまりありそうもない景色なので、ひょっとしたら、おそろしい夢をみているんじゃないかしらと、うたがわれるほどでした。
ところが、そうしてしばらく穴ぐらを見まわしているうちに、こんどは、いきなり背中につめたい水をかけられでもしたように、心の底からふるえあがるほどの、おそろしいことがおこりました。
ふと見ますと、向こうの暗やみの中に、もうろうとして、何かしら、ほの白い物の姿があらわれたのです。