후리가나로 읽는 일본 고전
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つまのざ
妻の座
壺井 栄
壺井 栄의 妻の座(つまのざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 82,695자 · 165화면
そしてその通りになった。たくさんの人が思い及ばなかったことが、刑務所の中の人にはちゃんとわかっていたのだ。そして高木が帰ってきてからは、もうミネの肩にもたれて、ああ、あ、と疲れた顔をみせる必要はなくなった。もうずい分久しく会わないとミネは思う。その千恵子にも今日は会える。少しからだを悪くしていると聞く千恵子が、今日の大会に報告者として出るために、自動車を回してくれと要求したとかで、それをとやかくいう声もミネの耳に入っていた。自動車はなかなかの時だったし、そのためにとやかくの声も出たのだろうが、千恵子が自動車を要求したということは、ミネにしては非常に千恵子らしく思えて微笑さえわいてきた。千恵子はひとまわり大きいのだ。何もかも人より寸法がはずれているのだ。というのがあたらぬならば、少くも今のミネのように三人分の弁当をひとりでもって、それを気楽だなどとは思わない女ではあるだろう。しかしその千恵子でさえも一つだけミネに些細な不審をもたせることがある。それは獄中にいたときの高木との手紙の往復に、千恵子の方だけが呼び捨てにされていることである。このごろ雑誌などに発表される高木との往復書簡には、一つとして宛名の千恵子に様がついていない。