후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごのしんにほんちり
安吾の新日本地理
坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,085자 · 48화면
いつもながら後で気がついて大狼狽、大冷汗をながすのである。
政宗の計略は日本在住のバテレンたちに早くも見破られていた上に、支倉一行が向うへ到着してのちに、家康の宣教師追放、ヤソ教迫害がはじめられた。一行が政宗のいい加減な信書を国王や教皇に奉呈しても相手にされなくなったのは仕方がなかったのだ。
ソテロと支倉はエスパニヤ国王に歎願書をだして「家康が迫害したって、政宗は保護する。家康に対立して、こういうことができるのは、政宗と秀頼がいるだけだ」大きなことを云ってごまかそうと大汗たらしたが、全然ダメだ。当時(一六一六年)はすでに大坂城落城、とっくに秀頼は死んでましたよ。それも支倉は知らなかったかも知れない。日本の事情はバテレンからの報告で、かえって外国側にはよく知れているのに、支倉には日本のことがてんで分らないのだから、外国側をだませる筈はなかったのである。
政宗は外国の力をかりて日本征服の野心があったというような話は根のないことで、噂はこのへんから出ているのであろう。支倉もソテロも政宗が家康に対立し独自の政策を断行しうる唯一の人物だなどと毛頭考えていなかったであろうが、こう云わなければほかに相手を説得できそうな口実がないから仕方がない。