후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あんごのしんにほんちり
安吾の新日本地理
坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,085자 · 48화면
なるほど、七面鳥とナマリはよく似ているよ。味が似ているだけではない。色も似ているし、薄くきった切り口までよく似ている。七面鳥なんてものは、ボイルしたのは、つまりナマリそのものだね。なんしろ天下に稀れな安食堂で毎日ムリヤリ食わされたナマリだもの、よッぽど安いものなんだ。以後われら貧乏なる日本人は、七面鳥と心得てナマリを食うにかぎる。拙者の舌に狂いはないです。七面鳥とナマリは同じものさ。アメリカ人がよろこぶわけだよ。拙者なぞは京都にゴロゴロしていた一年半というもの、ひでえ貧乏ぐらしだと思っていたが、実は毎日毎日毎日毎日クリスマスを祝っていたんだね。ブルジョアの生活とは何か。実に分らないもんだ。
また、このへんの静かな湾内に(アンマリ静かでもないようだがね)タネガキというものを養殖してアメリカへ輸出しているね。塩竈、渡波、それから牡鹿半島のどこかの湾で、もう一ツこの養殖場を見かけたように記憶する。つまり三年もたつと食べられるカキに育つそうだが、送りだすタネガキというのは肉眼で見えないようなものだそうだね。このタネガキは、アメリカの海でも育つそうだが、あッちの海でタネガキ自体は目下のところ出来ないそうで、まア当分は輸出をつづける見込みがあるらしい。