일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごむしゃしゅぎょう

安吾武者修業

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾武者修業(あんごむしゃしゅぎょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,724자 · 22화면

아오조라 문고

自席に戻りつくまでギロリと目玉を光らせて敵の卑劣な攻撃にそなえていなければならないのである。これが馬庭念流の特別の心得で、これを「残心」と称し、残心を忘れて試合終了後にポカリとやられても、やられた方が未熟者だということになるのである。これも実用専門である。徹底的に実用一点ばりの剣法を農民が伝えてきたのだから痛快だ。しかもこの農民たちは剣をたのんで事を起したことが一度しかない。ただ先祖伝来の定めとして、田畑を耕すことと剣を学ぶことを一生の生活とし天命としているだけのことだ。

見るからに畑の匂いをプンプン漂わしている老翁たち。八十をすぎた門弟たちも数名いる。八十すぎの老翁たちはそろって剣法がそれほど上手ではないようで、五十、六十がらみの高弟から太刀筋を直されて、わかりました、とうなずいている。しかし七十余年も太刀を握って育ったのだから、いったん太刀を握って構えるや、野良の匂いのプンプンする老農夫が、突如として眼光鋭く殺気みなぎる剣客に変るから面白い。曲った腰がピンと張るのが実感されるのである。

私は剣をとった老翁たちの眼光が一変して鋭くなるのに打たれた。