후리가나로 읽는 일본 고전
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みやざきのまち
宮崎の町
中村 地平
中村 地平의 宮崎の町(みやざきのまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,035자 · 4화면
あとから渡ってゆく。
祖国振興隊というのは今日向一円に幾つも結成されている勤労奉仕の団体で、橋をわたる婦人たちは先頭に、古風な、日本的な隊旗を掲げ、各々は白いエプロンのりりしい姿に、めいめい肩にホウキをかついでいる。その姿を遠望するだけでも、僕たちはなにか身うちの緊きしまるような感動を覚え、遠く神の国に来た感慨が湧くのであった。
僕たちがその土地を訪ねた時は丁度ま夏の季節で、神社に参拝する時以外は洋服の上衣も着て居られない位の暑さであったが、南も端の方に在るこの土地には、冬でも雪が降らない。雪を見たことのない町びともいくたりかいる位で、僕が雪を知ったのも十歳前後の頃の正月、父に連れられて隣県の人吉温泉に行った時が始めてであった。
そういう土地であるから、町の植樹にも竜舌蘭、楠、杉、などの南方植物が多く、一行が訪れた県庁の表玄関には、丈余を超える見事なフェニックスと、蘇鉄の樹とが植っていた。
県庁は鉄筋コンクリートの白亜の建物で、それが地方には珍らしい近代的な様式をもっているのだが、どっしりと卑俗に堕していないことで一同を喜ばした。
町には電車がなく、田園につつまれた、県政と文化とだけを中心に生きている静かな町を、更に喧騒から救っているのである。