후리가나로 읽는 일본 고전
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いえのはなし
家の話
柳田 国男
柳田 国男의 家の話(いえのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,799자 · 23화면
商
これらの技術にはしばしば秘密があって、いわゆる一子相伝で純然たる仲間のもののみに伝え伝えて数百年を経過したものもあった。しかしかくのごとき技術的の職業においても、世の中が進むとともにこれに従事するものの数が殖えて、その補充を求むる場合には常にまた士農工商の子弟を連れて来たのである。いわんや普通の職人と称する類に至っては、いずれの時代においても外部から弟子を採って育てていたことは事実である。
商
商に至ってはこの事実がいよいよ著しい。江戸時代に町人と称して自ら陋うしておった城下の店持ちでも、ほとんと一戸として昔からの商人であったものはないといってよろしい。諸国の城下に常設の肆のできたのははなはだ新しいことである。その以前はいわゆる有無相通ずで、生産者が自ら自家用の余りを、月三度または六度の市に立って交易したのである。たまたま商品が特別の技能を用いるものであった場合に、これを売るところの工人が、やや後世の商人に近いような地位を持ち始めたのである。京鎌倉のごとき昔からの大都会に開かれた常市でもおそらくはこの通りで、商売が独立の職業となったのは、全国を通じて三四百年来の発達といっても言い過ぎでない。