일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いえのはなし

家の話

柳田 国男

柳田 国男의 家の話(いえのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,799자 · 23화면

아오조라 문고

従ってこの方面においても、一種の戦死者すなわち失敗者は非常に多かった。その内若干の生き残ったものが、今でも折々大都市に残っているいわゆる旧家門閥である。彼等は在所における屋形、被官の関係もしくは預り職代官の旧制度を、必要なる若干の変更をして商業社会へ移植した。年期奉公を務め上げた者が暖簾を分けてもらうといい、出入りと称して親代々保護の関係を結ぶがごときは、今の社会においてもなお吾々が見出し得るところの一種の組織、一種の被保護の慣習である。人によってはこれをもって日本の社会の一特色としているけれども、自分の観るところではかくのごとくして三百年前に初めて現われ出たのである。

この類の商人は世が進むに従って、おいおいと多数の摸倣者を誘起したが、その摸倣者の多くの者は、武人からの直接の転業者にはあらずして、後にはまたいったん農を営んでおったものが出て行くようになった。この風習も近年まで残っておったが、大阪のごとき大都市でも、商家で丁稚・手代を採用するに、比較的生活の相似たる市民の子弟を採らずして、なるべく粗樸の田舎者に目を付けた。江戸初期には田舎でも人の手は決して豊富ではなく、次男三男の家に用のないものは、どこへでも出て新田を開発することができた上に、領主の方でもできるだけ領民を外へ出さぬように努めておったから