후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
本所業平の陋巷、なめくじばかりやたらにいる茅屋にいて、その大きい大きいなめくじはなんと塩をかけると溶けるどころかピョイと首を振ってその塩を振り落としてしまうというのである。志ん生(その頃は甚語楼といったり、隅田川馬石といったり、また古今亭志ん馬になったりしていた)のお神さんに至ってはこのなめくじに踵まで食いつかれた。
「あんな腹の立つものはありませんね、ナイフで斬ったって血は出やがらねえし」
よくその時分、志ん生はこう言っていたが、「血はでやがらねえし」は巧いではないか。今日、彼のギャグのおもしろさがもうこの時に立派な萌芽を示していると思う。しかしその骨の髄まで滲み透るような貧困のどん底生活は、いろいろと彼にめげない逞しさを与えた。持ち味のおかしさにも、もっともっと本物の底力ある磨きをかけてくれた。恐らくこの「生活」なくして今日の古今亭志ん生は得られなかったろう。でも、どうしてその時分この生活こそのちの最大幸福の原動力なりと本人はもちろん、我々にしても知り得たろう。すべては神のみぞしろしめす、である。
何より私はそうした彼の数奇な半生に、私自身の姿を見出さずにはいられないのだ。