일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면

아오조라 문고

それにしても、階下の建物と建物に添ったところには、寿司、中華料理、しるこ、焼鳥、焼そば、焼芋の紅提灯が次々と点されている、射的場、化粧品店、輪タク、自転車預り所、美容院、さては深更まで営業している理髪店まであるに至っては、私のようなそそっかしいものは、うっかり飛び込んだらとんだ八幡の藪不知、出口も入り口もわからなくなってしまうかもしれない。

荷風先生といえば先生は戦前の玉の井を、しばしば「迷宮」の名称で呼ばれていたが、ほんとうにあの町もわかりにくいおぼえにくい一郭だった。一日、私のめぐりあった女は、三十近いつつましやかに美しい東京生まれの世帯くずしで、一応の文字もあり、寂しい野辺の花に似た感じが忘れられなくて再び訪れたが、たしかにこことおぼしい横丁を曲がったのにその家の前に出ず、とうとうそれっきりわからずじまいになってしまったことがあった。事変以前の二月はじめで、その翌日遊んだ箱根の温泉で立春を迎えたためだろう、たった一度でわからなくなってしまった人の思い出には、白梅の花に似た早春の匂いが色濃い。

玉の井の、それも女の美醜までかき添えた明細地図をこしらえたのは、同じく荷風先生によると死んだ神代種亮翁だった由であるが、わが東京パレスにもそろそろ昔の吉原細見のよう、写真入りでダンサー一覧の年鑑を売り出す必要