후리가나로 읽는 일본 고전
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こざくらひめものがたり
小桜姫物語
浅野 和三郎
浅野 和三郎의 小桜姫物語(こざくらひめものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,097자 · 267화면
七、祖父の訪れ
ここで念の為めに申上げて置きますが、私を指導してくだすった神様は、お姿は普通の老人の姿を執って居られますが、実は人間ではございませぬ。つまり最初から生き通しの神、あなた方の自然霊というものなのです。斯う言った方のほうが、新らしい帰幽者を指導するのに、まつわる何の情実もなくて、人霊よりもよほど具合が宜しいと申すことでございます。
七、祖父の訪れ
私がお神使の神様から真先きに言いきかされたお言葉は、今ではあまりよく覚えても居りませぬが、大体こんなような意味のものでございました。――
『そなたはしきりに先刻から現世の事を思い出して、悲嘆の涙にくれているが、何事がありても再び現世に戻ることだけは協わぬのじゃ。そんなことばかり考えていると、良い境涯へはとても進めぬぞ! これからは俺がそなたの指導役、何事もよくききわけて、尊い神さまの裔孫としての御名を汚さぬよう、一時も早く役にもたたぬ現世の執着から離れるよう、しっかりと修行をして貰いますぞ! 執着が残っている限り何事もだめじゃ……。』
が、その場合の私には、斯うした神様のお言葉などは殆んど耳にも入りませんでした。