후리가나로 읽는 일본 고전
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こざくらひめものがたり
小桜姫物語
浅野 和三郎
浅野 和三郎의 小桜姫物語(こざくらひめものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,097자 · 267화면
五十七、有難い親心
私は今でも時々はいつの時代になったら、夫婦、親子、兄弟が昔のように楽しく同居することができるのかしらと思われてなりませぬ。あなたにはそんなことがないのですか?』
『ないでもございませぬが、近頃統一が深くなった為めか、だんだんそうした考えが薄らいでまいりました。相当に修行が積んだら、一緒に棲むとか、棲まないとか申すことは、さして苦労にならないようになって了うのではないでしょうか。竜宮界の上の神様達の御様子を見ても、いつも夫婦親子が同棲して居られることはないようでございます。それぞれ御用が異うので、平生は別々になってお働きになり、偶にしか御一緒になって、お寛ぎ遊ばすことがないと申します……。』
『神様でも矢張りそうなのでございますかね……。そうして見るとこの母などはまだ現世の執着が多分に残っている訳で、これからはあなたにあやかり、余り愚痴は申さぬことに気をつけましょう。今日は本当によいことを伺いました。あなたがそんなにまで修行が出来たのを見ると、私は心からうれしい……。』
そう言いながらも母の眼には、涙が一つぱい溜って居るのでした。
五十七、有難い親心
それから訊ねらるるままに、私は母に向って、帰幽後こちらの世界で見聞したくさぐさの物語を致しましたが、いつも一室に閉じこもって、単調なその日その日を送って居る母にとり