일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こざくらひめものがたり

小桜姫物語

浅野 和三郎

浅野 和三郎의 小桜姫物語(こざくらひめものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,097자 · 267화면

아오조라 문고

頭部の方にもモー一本見えますが、それは通例前のよりもよほど細いようで……。無論斯うして紐で繋がれているのは、まだ絶息し切らない時で、最後の紐が切れた時が、それがいよいよその人の死んだ時でございます。

前申すとおり、私が母の枕辺に参りましたのは、その紐が切れる少し前でございました。母はその頃モー七十位、私が最後にお目にかかった時とは大変な相違で、見る影もなく、老いさらぼいて居りました。私はすぐ耳元に近づいて、『私でございます……』と申しましたが、人間同志で、枕元で呼びかわすのとは異い、何やらそこに一重隔てがあるようで、果してこちらの意思が病床の母に通じたか何うかと不安に感じられました。――尤もこれは地上の母に就いて申上げることで、肉体を棄てて了ってからの母の霊魂とは、むろん自由自在に通じたのでございます。母は帰幽後間もなく意識を取りもどし、私とは幾度も幾度も逢って、いろいろ越し方の物語に耽りました。母は、死ぬる前に、父や私の夢を見たと言って居りましたが、もちろんそれはただの夢ではないのです。つまり私達の意思が夢の形式で、病床の母に通じたものでございましょう……。