일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ろうじゅうのめがね

小笠原壱岐守

佐々木 味津三

佐々木 味津三의 小笠原壱岐守(ろうじゅうのめがね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,249자 · 115화면

아오조라 문고

恭順の意とやらを表したとてもいずれは薩長共に私されるこの十万石じゃ。ほしゅうないわっ。いいや、意気地が立てたい! 長国は只武士の意気地を貫きたいのじゃ! ――中将程の天晴れ武将を何とて見殺しなるものかっ。――たわけ者達めがっ。のう! 如何ぞ。老人という奴はよくよくじれったい奴等よのう!」

罵るように呟き乍ら長国は、いくたびか脇息の上で身をよじらせた。実際またじれったかったに違いない。ほかのことならともかく、こればかりは殿、御一存での御裁決罷りなりませぬ。三河乍らの御家名は申すに及ばず、一つ間違わば末代までも朝敵の汚名着ねばならぬ瀬戸際で厶りますゆえ、藩議が相定まりますまで御遠慮下さりませ。そう言って重臣達が主候の長国を斥け、会津への援兵、是か非かに就いて論議をし始めてからもうまる三日になるのである。――会津中将松平容保が薩長の執拗な江戸追討を憤って、単身あくまでもその暴虐横暴に拮抗すべく、孤城若松に立て籠ってから丁度六日目のことだった。勿論、その討伐軍は大垣、筑紫の両藩十万人を先鋒にして、錦旗にこの世の春を誇り乍ら、すでにもう江戸を進発しているのだ。