일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまのかなたは

山の彼方は

宮本 百合子

宮本 百合子의 山の彼方は(やまのかなたは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,798자 · 14화면

아오조라 문고

はめったに語らない。

私たちの一人一人の生活の歴史は、他人ではそれをしなかったような個人としての経験をもたらすものがやはりこの常識の道を歩きながらも、かなたにある地平線にひかれてゆく心であるというのは、何と興味深いことだろう。芸術上の仕事それから科学の仕事、人類の歴史に何かを加えた人間の仕事は、その核心にそのような心をかくされたきっかけとして持っているというのは何と楽しいことだろう。たとえばキュリー夫人のラジウムにしろ、もし彼女とその卓抜な夫のピエールとがある発光体に最初の注意をひきつけられてゆかなかったとしたらば、彼女の不撓な根気強さもラジウムに到達することはなかった。

こうして考えてみると、現実を知っているということと、常識的であるということとの間には案外大きい違いがあることを知る。知識や教養の常識性ということがここから生じて来る。

せんだってある婦人雑誌の座談会で、専門学校程度の勉強を終って今は知的な職業に就いているような若い女の人数人と二人の男の作家が結婚の問題などを中心に話していた。その中で一人の女の人は、結婚について、私には結婚ということが本当にはまだわかっていないと思います。