후리가나로 읽는 일본 고전
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パリのうたうたい
巴里の唄うたい
岡本 かの子
岡本 かの子의 巴里の唄うたい(パリのうたうたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,746자 · 8화면
困惑はもっと迫っていた。
或日、例のサン・ドニの門の裏町のキャフェで彼等の集りがあった。ムッシュウ・ドュフランは司会のはじめにいった。
「どうだ、この不景気に乗るような唄をこしらえて見ては。節はなるたけ陰気なのがいい。たとえば、ラ――ラ――ラ――とこんな調子にやったならば。」
彼等はげらげら笑った。市会議員の舌の鳴物入りの忠言なんかはこの道で苦労している彼等には真面目に対手になってはいられなかった。中にはドュフランの調子外れのラ――ラ――ラ――を口真似するものさえあった。
「駄目かね、それじゃどうするのだ。」
ドュフランは少しむっとした。
喋り好きの彼等が長時間討議し合ってやっと一つの決議が纒った。それははやり唄うたいを巴里の表通へも流して出られるようドュフランにその筋へ運動して貰うことだった。今まで町で流すことは交通整理上彼等に禁じられている。ドュフランは官署へ出かけて行って警視長官チアベと向い合った。
「わしの子鳥達がこういうんです――」
ドュフランはいつも彼の世話子達をこういう言葉で呼んだ。
「あなたの子供達にこれだけの規則違犯があるのですよ。」
警視長官は笑いながら先手を打って唄うたいの反則事件の調書を見せようとした。