후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
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広くもない家のことだ。他に隠れ場があろうとも見えないが、念のためと畳を上げ、壁をたたき、竈の奥から雪隠の中までほとんど夜っぴてのぞきまわったが、猫の仔一匹出て来はしない。屋根から、床下も見落としはしなかった。
これは税所邦之助が不思議に耐えなかったところだが、そうした家探しの結果も無効に終わって、邦之助はその十五、六人集まっていた水戸藩の人々を一人も発見することができなかった。
では、かれら志士はいったいどこに隠れたのか。
答えは簡単である。
家の中? もちろん家の中だ。
「屋根うら――も見落としはしなかった」
と邦之助は考えているし、じっさい捕手の四、五人が台所の梁の上から天井裏へはいりこんで、隅から隅まで見届けて異常なしと復命したくらいだから、まったく「見落とし」たわけではなかったが――いや、やっぱり見落としたのだ。
というのが、天井裏は天井裏でも、その天井うらが二枚になっている。これが方来居のからくりであった。
老主玄鶯院が無言で捕吏をにらみつけながら新太郎を寝かしていた奥座敷に、上へついた違い棚がある。これが通路だ。
黒くなった銀紙の戸棚をあけると、手もとの右側の柱のかげに、一本の紐が下がっている。