후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,071자 · 6화면
でありましょうが、私の考えでは後藤君がかつて私が氏に対してした仕打ちを恩義的に感じていて、私のことを平尾氏に特に推奨したような心持もあったのではないかと推察もされるのであります。
それはとにかく、また、平尾氏の奥さんという人もなかなかよく出来た人で、平尾氏が人のために尽くすことに関しては、良人の善事を内で助けて行った質の人でありました。私は今日でも、平尾氏の好意は特に恩に思っている次第であります。
それから、家持ちになれというので、平尾氏から立て代えて頂いた金銭は、技芸員のお手当の金や、いろいろのその他の収入のあった都度、二年間ばかり平尾氏の方へ運びました。二年目の終りの頃に平尾氏は、
「もう、よほど、金が来過ぎている」
ということで、
「では、おついでの時に調べて置いて下さい」
といって置きましたが、調べた結果、大分余っていました。平尾氏は、
「私は商人のことだから、銀行へ預けて置くだけの利子は貰いますよ」
といって一旦利子をお取りになって勘定を済ませ、やがて日を変えて改まって利子の分五十余円を持って来て、これはお老人が何かの楽しみになさるようにいって差し上げて下さいと、老人に下されたので、年寄も非常な喜びでありました。