후리가나로 읽는 일본 고전
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あきばしょから
平野零児随想集 らいちゃん
平野 零児
平野 零児의 平野零児随想集 らいちゃん(あきばしょから)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,838자 · 48화면
の発会式などには、万難を排して奥さん同道で出席したり、その他吉川さんの参加が、僕のために有効だと思うことは、いつも進んで顔を出して貰った。
昭和八年、渋川玄耳翁等が主宰した趣味雑誌『書斎』を立川雷平から引継ぎ、僕が発行することになった時、毎月多額の編集費を援助して貰ったのも吉川さんだった。
僕は吉川さんのためには何一つ役に立ったことはない。むしろ恥ずべき取巻きだった。
「徹夜の仕事と飲み歩き――は当時の大衆作家の一日だった。応接室につめかける雑誌記者に締切りを控えての居催促を裏口からすっぽかして遊里にかくれたり……」
当時を吉川さん自身が『忘れ残りの記』にかいているような場合、僕はいつもその飲み歩き――のお伴だった。
僕が吉川さんと、深く知ったのは昭和四年頃で、毎日新聞に『鳴門秘帖』を書いた後であった。僕は会社の学芸記者だったが、作家と学芸記者というような、仕事の上での交渉は何もなかった。ところがその夏、
「吉川英治氏失踪す」という新聞のゴシップがでた。
「徹夜仕事、飲み歩きなど不摂生つづく。家事また顧みず内事複雑、この頃恐妻家の名を博す。一夜、万年筆を袂に、ふらふらと女中の下駄をはいたまま、家庭を出奔、以後遠隔の温泉にとどまる。