일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しきぶこうじ

式部小路

泉 鏡花

泉 鏡花의 式部小路(しきぶこうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,847자 · 149화면

아오조라 문고

幸ひ貴老が見えてから、あの苦しむのが聞えないから……」

「私のその、御経読誦が、いくらか功徳がありましたもんでがしょう。」と、泣くより笑いというのである。

「ああ、どうぞあけ方までに、繰返して、もう一度その経を誦したまえ、絶えず、念じて下さい。私も覚えて念じよう。明日、また明後日、明々後日も、幾度も、本尊の前途を見届けるまでは、貴方は帰さん、誰にも逢わん。」

「宜しい。」

竹永が天井を仰いだ時、金之助も斉しく見たが、例よりは壁が高いと思うと、電燈がすッと消えた。

あわれな声で、

青葉しげれる桜井の、里のわたりの夕まぐれ、

と廊下で繃帯を巻きながら、唐糸の響くように、四五人で交る交る低唱していた、看護婦たちの声が、フト途切れたトタンに。

硝子窓へばらばらと雨が当った。

廊下を馳せ違う人の跫音。

二人は呼吸を詰めた。

電燈が直ぐに点いた、その時顔を見合わせた。

木の下蔭に駒とめて、

とまた聞える。

吻と、といきをつく間もなく、この扉が細目に開いた、看護婦の福崎が、廊下から姿を半ば。

「貴下、お案じなさいました五番の方が、」

二人は肩から氷を浴びて、

「どう、」

「どうした。