후리가나로 읽는 일본 고전
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しきぶこうじ
式部小路
泉 鏡花
泉 鏡花의 式部小路(しきぶこうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,847자 · 149화면
女房は三たびハッと思った。
無法者が、足を其方に向けて、じりじりと寄るのを避けもしないで、かえって、膝掛を取って外すと、小褄も乱さず身を軽く、ひらりと下に下り立ったが。
紺地に白茶で矢筈の細い、お召縮緬の一枚小袖。羽織なし、着流ですらりとした中肉中脊。紫地に白菊の半襟。帯は、黒繻子と、江戸紫に麻の葉の鹿の子を白。地は縮緬の腹合、心なしのお太鼓で。白く千鳥を飛ばした緋の絹縮みの脊負上げ。しやんと緊まった水浅葱、同模様の帯留で。雪のような天鵞絨の緒を、初霜薄き爪先に軽く踏えた南部表、柾の通った船底下駄。からからと鳴らしながら、その足袋、その脛、千鳥、菊、白が紺地にちらちらと、浮いて揺いでなお冴ゆる、緋の紋綾子の長襦袢。はらりとひらめく、八ツ口、裳、こぼれず、落ちず、香を留めて、小路を衝と駈け寄る姿。
かくてこそ音羽なる青柳町のこの枝道を、式部小路とは名づけたれ。
冠木門の内にも、生垣の内にも、師匠が背戸にも、春は紫の簾をかけて、由縁の色は濃かながら、近きあたりの藤坂に対して、これを藤横町ともいわなかったに。
「愛吉、」
と垣の際。上の椿を濡れて出て、雨の晴間を柳に鳴く、鶯のような声をかけると、いきなり背後から飛びついて、両手を肩へ。