후리가나로 읽는 일본 고전
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しきぶこうじ
式部小路
泉 鏡花
泉 鏡花의 式部小路(しきぶこうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,847자 · 149화면
二十三
」
と澄ましていう。
二十三
その物腰と風采は、人形町の頃よりも、三ツ四ツ年紀もたけ、たさも、なお増りながら、やや人に馴れ、世に馴れて、その芥溜といえりし間、浮世のなみに浮沈みの、さすらいの消息の、ほぼ伝えらるるものがあったのである。
愛吉は悚然とした。
「寒くはなくッて、」
「御串戯おっしゃらあ、」
「だって素袷でおいでだよ。」
「そこへ行っちゃ職人でさ、寒の中も、これで凌ぐんで、」
「威張ったね。」
「へ、どんなもんで、」と今度は水洟をすすり上げた握拳、元気かくのごとくにしてかつ悄然たり。
「ほんとうに真面目ねえ、ああ、そう、酒気のない処で、ちと算盤でも持せて弱らしてやろうかな。」
と莞爾と笑み、はじめて瞳を座敷に転じて、島田の一にぐいとさした、撫子の花を透彫の、銀の平打が身じろぎに、やや抜け出したのを挿込みながら、四辺を視めて、茶棚に置いた剃刀にフト目が留まった。
「愛吉、それよりかお前、ほんとうにちょいと困っておくれでないかい。」
「困りますえ。私が、何を。お嬢さん、」
「久しぶりだ、あたっておくれ、」
「お顔を、」
「ああ、私は自分じゃ不器用だし、おばさんは上手だけれど、目が悪いからッて危ながって遠慮をするしね。