후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふくいんさつじんじけん
復員殺人事件
坂口 安吾의 復員殺人事件(ふくいんさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,621자 · 195화면
今まで我々が催眠薬について知っていたのは、それだけでした。明日にでも、正確な回答をとりにやりましょう。忙しいから、一週間もしたら、ききにこい、とね。こッちを田舎の警察と見てバカにしきっていますよ。どうも学者さんの官僚臭は苦手です」
八雲医師も言いたいことを言ってしまってホッとしたらしく、それからは雑談の花がさいて、我々は時を忘れた。
しかし、私の不馴れな頭は、この重大な暗示に大いに迷った。巨勢博士も、どうやら、考えこんでいるようである。
私自身は、倉田由之と由子には殆ど容疑を向けていなかったので、意外であった。私は催眠薬でねむっているのを起されて取調べをうけた時の由之の傲慢非情のフテブテしさを思いだす。それは実に憎たらしく不快きわまるものであったが、このセンサイな、キメの細い事件とは、どことなく肌がちがう。その感じが、私に彼をこの容疑から遠ざけているのである。私はむしろ、あの一味で疑うとすれば、滝沢三次郎であった。しかしこれは当夜は家に居らず、とりつく島がない。
私は巨勢博士にそッとささやいた。
「八雲さんの暗示によれば、一番小量をのんだ由子がクサイというわけかね」