일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ただなおきょうぎょうじょうき

忠直卿行状記

菊池 寛

菊池 寛의 忠直卿行状記(ただなおきょうぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,602자 · 47화면

아오조라 문고

彼は今日もまた、家臣を集めて槍術の大仕合を催した。それは家中から槍術に秀れた青年を集めて、それを二組に分けた紅白の大仕合であった。

そして、彼自ら紅軍に大将として出場したのである。仕合の形勢は、始終紅軍の方が不利であった。出る者も、出る者も、敵のためにばたばたと倒されて、紅軍の副将が倒れた時には、白軍にはなお五人の不戦者があった。

その時に、紅軍の大将たる忠直卿は、自ら三間柄の大身の槍をりゅうりゅうと扱いて、勇気凜然と出場した。まことに山の動くがごとき勢いであった。白軍の戦士は見る見るうちに威圧された。最初に出た小姓頭の男はかねがね忠直卿の猛勇を恐れているだけに、槍を合わすか合わさぬかに、早くも持っていた槍を巻き落されて、脾腹の辺を突かれると、悶絶せんばかりにへたばってしまった。続く馬回りの男とお納戸役の男も、一溜りもなく突き伏せられてしまった。が、白軍の副将の大島左太夫という男は、指南番大島左膳の嫡子であって、槍を取っては家中無双の名誉を持っていた。

「殿のお勢いも、左太夫にはちと難しかろう」という囁きが、いずこともなく起こった。が、激しく七、八合槍を合わせたかと見ると、左太夫は、したたかに腰の辺を一突き突かれて、よろめく所をつけ入った忠直卿のために、再び真正面から胸の急所を突かれていた。