후리가나로 읽는 일본 고전
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ただなおきょうぎょうじょうき
忠直卿行状記
菊池 寛
菊池 寛의 忠直卿行状記(ただなおきょうぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,602자 · 47화면
忠直卿は、祖父の家康から日本樊と媚びられた名が、心を溶かすように嬉しくて堪らなかった。彼は家中の若武士と槍を合わし、剣を交じえ、彼らを散々に打ち負かすことによって、自分の誇りを養う日々の糧としていたのであった。
今も、忠直卿を上座として、一段下った広間に大きい円形を描いている若武士は、数多い家中の若者の中から選ばれた武芸の達者であった。まだ前髪のある少年も打ち交じっていたが、いずれも筋骨逞しく、溌剌たる瞳を持っている。
が、城主の忠直卿の風貌は、彼らよりも一段秀れて颯爽たるものであった。やや肉落ちて瀟洒たる姿ではあるが、その炯々たる瞳はほとんど怪しきまでに鋭い力を放って、精悍の気眉宇の間に溢れて見えた。
忠直卿は、今微酔の回りかけている目を開いて、一座をずうっと見回された。
そこに居並んでいる百に余る成年は、皆自分の意志によっては、水火をも辞さない人々であることを思うと、彼は心の内からこみ上げて来る、権力者に特有な誇りを感ぜずにはいなかった。
が、彼の今宵の誇りはそれだけには止まっていなかった。彼は武士としての実力においても、ここに集っているすべての青年に打ち勝ったということが、彼の誇りを二重のものにしてしまった。