후리가나로 읽는 일본 고전
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ハムレット
怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット
久生 十蘭
久生 十蘭의 怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット(ハムレット)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,034자 · 142화면
六月二十一日
今日の午後、スネフェリス山から五十マイル下のところへ来た。一八九二年に、トーマス・レヴィングトンがやって来たところである。なにか記念でもあるかと思って、その辺を探しまわったが、何も見あたらなかった。こうして立っていると、遠くのほうでかすかに海の鳴るような音を聞いた。一心に音のするほうを見渡したが、例の微光が遍満しているだけで、なにも見えない。削岩壁の間から、一条の光が細い糸を引いたように透けて見える。それは、太陽の光らしかった。
ガンスは耳に手をあてて、海鳴りのような音をきいていたが、突然「リジンブロックスコイ!」だと、叫び出した。
訊きただしてみると、「リジンブロックスコイ」というのは、氷島の伝説にある地底の大洋の名だということだった。
地底の海! その奇異な景観に直面する瞬間を想像して、私は突っ立ったまま恍惚となっていた。レヴィングトンが、なぜここから引返したか、その理由をはじめて了解した。
六月二十三日
今日の昼頃、渺々たる大海原の見えるところへ出た。奇妙な形をした鱗木のたぐい。――フォルチャ・ヘテロフィラと呼ばれる三畳紀の松柏類やポトザミテスという中世代の蘇鉄類がしんしんと繁り、その根元には、網羊歯や土筆のたぐいが足の踏み場もないほどはびこっている。