후리가나로 읽는 일본 고전
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あしのうら
怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像(あしのうら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,233자 · 223화면
そういって、キともクともつかぬ、母音のない奇妙な叫びをあげ、椅子から立上って、手を伸して来た。
私は、思わず二三歩たじろいで、
「ど、どうしたんですルミさん?」
気を確かに、しっかりして下さい、と言おうとした時、案内も乞わずに飛込んで来た森源が、私の方には眼もくれず、
「ルミ、バカ!」
そういって一生懸命に駈けて来たらしく、まだ息をはずませながら、睨みつけた。
と、ルミは、そのまま硬直したように、床の上に、ガタンと倒れてしまった。その倒れた音はまるで椅子が倒れたように、ガタンという音だったのである。
ルミは、それっきり、微動もしなかった。
私は、怖る怖る森源の、血走った眼を見上げた。
「どうしたのです、一体――」
「…………」
やっと私の方を振り向いた森源は、
「いやあ、失礼しました。お騒がせして済みません、とんだ騒ぎをしてしまって……」
「そんなことは一向に構いませんよ、だが、ひどい音をたてて倒れたようですが――」
「そうです、丁度、電気が切れたのです」
「えッ、電気が切れた?」
「おや、まだ気づかれなかったんですか、ルミ、このルミは私が半生の苦心を払って、やっと造りあげた電気人間なんですよ――」