일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あしのうら

怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像

蘭 郁二郎

蘭 郁二郎의 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像(あしのうら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,233자 · 223화면

아오조라 문고

長い間の、うるさい着物から開放された少女たちの肢体がこんなにまで逞しくも、のびのびとしているのか、ということは、こと新らしく鷺太郎の眼を奪った。

なんという見事な四肢であろう。まだ陽に焼けぬ、白絹のようなクリーム色、或は早くも小麦色に焼けたもの、それらの皮膚は、弾々とした健康を含んで、しなやかに伸び、羚羊のように躍動していた。そして又、ぴったりと身についた水着からは、滾れるような魅惑の線が、すべり落ちている……。

或は笑いさざめき乍ら、或は高く小手をかざしながら、ぽかんと佇立った鷺太郎の前を馳抜ける時の、美少女の群の中からは、確かに磯の香ではない、甘い、仄かな、乙女のかおりが、彼の鼻腔につきささる――。

彼はもう、ただそのぴちぴちと跳ねる空気に酔ったように立っていたが、漸くこの裸体国の中で、たった一人、浴衣に経木帽という自分の姿が、ひどく見窄しく感じられて、肩をすぼめてその一群のパラソルの村を抜けると、後方に設けられた海の店の一軒「サフラン」に這入った。

彼はデッキチェアーに靠れて、沸々とたぎるソーダ水のストローを啣えた儘、眼は華やかな海岸に奪われていた。