후리가나로 읽는 일본 고전
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あしのうら
怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像(あしのうら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,233자 · 223화면
「まあ一服して下さい、煙草を吸っても一向構いませんよ」
吉見はそういいながら、不細工な椅子をすすめてくれた。
眼の前の頑丈な実験台の上には、フラスコに入れられた緑いどろどろしたものが置かれてあった。それはさっきの沼の全面を占領していた青みどろのようであった。
川島が、ほかに眼のやり場がなくて、それを見詰めていると、吉見は吉見で、それが彼の眼にとまったことを如何にも嬉しそうに
「これを知ってますか」
「いいえ。――植物ですか、小さな」
そのあやふやな言葉にも、吉見は手を拍たんばかりによろこんだ。
「そうですそうです、植物です、じゃ、こっちを見て下さい」
吉見は、何か培養器のようなものから、載物硝子に移したものを顕微鏡にかけ、川島をせきたてるようにして覗き込ませた。
覗き込んだ川島は、ただ何か得体の知れぬものが伸びたり縮んだりして動き廻っていることしか、わからなかった。
「どうです、なんだと思いますか」
吉見は、川島が眼を離すのを待ちかねたように顔を近づけて来た。
「さあ――」
「動物ですか植物ですか」
「さあ――」
川島は返事の仕様がなかった。
「植物です、緑色に見えるでしょう、葉緑体をもった立派な植物なんです、動く植物、動物のように活躍する植物なんですよ」