후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふのくちぶえ
恐怖の口笛
海野 十三
海野 十三의 恐怖の口笛(きょうふのくちぶえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,713자 · 122화면
そして根元に近く、黄色い皮服と、変な形の左足の靴とがピョンと食みだしていた。
大江山捜査課長は飛びあがるほど悦んだ。
「さあ、早くあの足を持って、痣蟹を引張りだせ!」
と命令した。
多勢の警官たちはワッとばかりに柱の方へ飛びつくと、痣蟹の足を持ってエンヤエンヤと引張った。また別の警官は、黄色い皮服を引張った。――だが暫くすると、警官たちは云いあわせたように、呀ッと悲鳴をあげると、将棋だおしに、後方へひっくりかえった。そして彼等の頭上に、途中から切断した皮服と左の長靴とがクルクルと廻ったかと思うと、ドッと下に落ちてきた。
「なアんだ、服と靴とだけじゃないか」
と捜査課長は叫んだ。
「ウーム」
と流石の覆面探偵も呻った。痣蟹に一杯喰わされたという形であった。
そのときであった。警官の一人が、顔色をかえて、捜査課長の前にとんできた。
「た、大変です、課長さん、あの舞台横の柱の陰に、一人のお客が殺されています」
「なんだ、いまの機関銃か拳銃でやられたのだろう」
「そうじゃありません。その方の怪我人は片づけましたが、私の発見したそのお客の屍体は惨たらしく咽喉笛を喰い破られています。