일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あくまのもんしょう

悪魔の紋章

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 悪魔の紋章(あくまのもんしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,280자 · 301화면

아오조라 문고

すると、アアこれはどうしたというのだ。川手氏は長椅子に横たわったまま、身体中をグルグル巻きにされて、固く長椅子に縛りつけられていた。その上、口には厳重な猿轡だ。

博士はいきなり飛びついて行って、先ず猿轡をはずし、川手氏の身体をゆすぶりながら叫んだ。

「ど、どうしたんです。いつの間に、誰が、こんな目に合せたのです。そして、お嬢さんは?」

川手氏は絶望の余り、物を云う力もなかった。ただ目で次の間をさし示すばかりだ。

博士はその方を振り返った。間のドアが開いたままになっているので、妙子さんのベッドがよく見える。だが、そのベッドの上には、誰も寝てはいないのだ。

博士は寝室へ駈け込んで行った。余程慌てていたと見え、大きな音を立てて椅子の倒れるのが聞えた。

「お嬢さん、お嬢さん…………」

だが、いない人が答える筈はない。寝室は全くの空っぽだったのである。

博士は青ざめた顔で再び控えの間に戻って来た。そして手早く川手氏の縛めを解くと、

「一体これはどうしたというのです」

と叱責するように訊ねた。

「何が何だか少しも分りません。ウトウトと眠ったかとおもうと、突然息苦しくなったのです。