일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず

憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず

吉野 作造

吉野 作造의 憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず(けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,839자 · 169화면

아오조라 문고

もっともかくてはせっかく上院を設けた趣意に背くようにも見える。けれども上院をして下院の決議に対し更に文句を言わしむる所以のものは、もと下院によりて代表せらるる民衆の智見が未だ十分に発達していないという前提に基づくのであった。しかるに今日は民衆の発達頗る高いものがある。従って上院の掣肘を排して下院の優越を認むるも、事実の上にまた甚だしき不都合はないといえる。こういう点から、下院の優越を制度の上に認むるの案もまた、特に民衆の発達の著しい国においては、一面是認せらるるの理由もあるのである。但しこの点を制度の上に解決した国は今日まだ極めて尠い。その主なる者は英国と濠洲とである。他の国では事実上、上下両院衝突して相譲らざる場合には緊急勅令とか臨時緊急の行政処分等の方法により一時を糊塗して居るが、しかし常にこの方法に依頼しては行政権の専横を促すの恐れあるが故に、結局は議会それ自身をしてこれを解決せしむる方が好いのである。従って将来は上下両院の優越関係の問題は諸国において盛んに唱えらるる事と想わるる。今日のところは英国と濠洲とにこれを見るのみであるけれども、近き将来においては多分米国がこの制を採るに至るならんと考えらるる。